ケミカルピーリングというのを昔…

ケミカルピーリングは、やめておいたほうがいい。

昔やった。

ケミカルピーリングなるものが初めて登場した頃に。

あの頃、ひどいニキビに悩んでいたから。

皮膚表面にへばりついた古い角質を取れば毛穴の詰まりが取れたり、角栓が取れたりで、つるんとした肌になる。
しかも肌をどんどん入れ替えていく、その過程でニキビの跡もきれいに消える。

そんな話だった。

真実味があった。

それまでなかった新しいアプローチには、限りない可能性を感じてしまう。

今まで何をやってもダメだったのは、これが原因だったのか!みたいな気持ちになって、新アプローチひとつで、何もかも解決するような、おかしな夢を持ったりだとか。

でも

そんなものは、たぶんない。

少なくともケミピーはハズレだった。

週2くらいでクリニックに通って、痛いピーリング剤を塗り塗り。

赤く腫れ上がっているニキビは、やってる間に皮膚が破れて膿が出てきたりするから、まあ確かに直りが早くなっていると言って言えないこともない。

でも、後から後から出てくるニキビが減るわけではない。

相変わらずのペースで、次々にできる。

特に顎の辺。

大人ニキビと呼ばれるあれ。

ケミカルピーリングで表皮が薄くなっているから日焼け止めは厚塗りしないと無理だし。

剥がして顔が毛羽立ったようになっているのに、顎はニキビでボコボコ。

それでも、ここを通り越せばよくなるんだろうと信じてしばらく通った。

ある日、先生がちょっと濃度あげて見ましょうと言い出した。

あんまり効果が出ないから先生も困っていたんだろう。

濃いピーリング剤に変えることになった。

結果、角質が剥がれすぎてひどいことに。

ピーリングは刷毛で塗る。

そのため、最初に塗った箇所が三角形に黒ずんでいた。

頬の真ん中辺り。

その黒ずみが消えるまで何年もかかった。

それきり、クリニックには行かなかった。

クリニックでのケミカルピーリングの広告を見なくなったのは、それから1年後くらいだったかと思う。

加齢によって皮膚のターンオーバーが遅れるというのは事実だろう。

でも、角質を剥がしたからといって下の皮膚が生まれるサイクルが早くなるわけではない。

強引な皮剥がしは、しないほうがいい。